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炎のコバケンさん  そして弟のエピソード


炎のコバケンこと、小林研一郎氏指揮の広響定期、3日間の練習を終え、いよいよ明日本番です。 チャイコフスキー交響曲第3番「ポーランド」コバケンさんの熱い心を受け取るように、深い深い想いを込めた音作りが出来てきました。 私が音楽家になってコバケンさんと共演する ずーっと前に、実は私の弟(現、岡山学芸館高校吹奏楽部顧問)にコバケンさんとのエピソードがありました。

中学生の頃トランペットを吹いていた弟は、小林研一郎指揮のアムステルダム・フィルを倉敷に聴きに行きました。曲はドボルザークの「新世界より」

弟は、首席トランペット奏者のペーター・ファン・ロウという方にサインをもらったそうです。その日の演奏があまりにも素晴らしかったので、翌日一人で大阪公演にも行ったところ、GP前にホール前で偶然ペーターさんに会って! 弟はチビ助だったからか覚えていてくれて!!なんとホールに招き入れてくれたんだそうです!!!そして、ゲネプロではステージの上のトランペットの席にひとつ余分に椅子が置かれていて!!!!!!

コバケンさんは そんな場所に 知らない中学生を座らせることを許してくださり、弟はなんとステージ上で、オケ中で、GPを体験したのです。

その後の人生を左右するほどの宝物の経験だったと、今でも この話をする時には、弟は目を輝かせながら熱く語ります。 弟からは 出来ればこの話を私からコバケンさんに話して、お礼を言って欲しいと頼まれています。私も、是非感謝の気持ちをお伝えしたいとチャンスを伺っているのですが・・仕事場でのコバケンさんは音楽だけに入り込んでおられます、休憩中といえどもずっと。。。静かに鬼気迫る、炎のマエストロを前に、話しかけてはいけないのです…なので、まだ話せていません。いつか .....

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