広響第361回定期
昨夜は、広響6月定期。
ウィーンフィルのコンマスのシュトイデさんが、弾き振りをするという、贅沢なプログラムでした。
ブルッフのヴァイオリン協奏曲では、始まったとたん、シュトイデさんの中からまるで生き物のように音楽が躍動してくることに感動しました。
そして演奏中は、なにかずっと魔法にかけられているような感じでした。
シューベルトの未完成交響曲では、オーボエは、とにかくピアニシモで響きの開放を抑えながら、長いソロを構築していきます。
かなりきつい、精神的ストレスがかかるのですが、
シュトイデさんが、私に言ってくださったのは「Schönes Risiko!」
意味は、「ハイリスクでも、より美しい演奏を!!」みたいな感じでしょうか。
超一流であるからこその、そして私たちが音楽をやっている意味にまで踏み込んだ要求!
とても勇気の出る言葉だと思いました。
この言葉と、シュトイデさんんと一緒に演奏した音楽。
本番後には、「うまくいっただろ?」と、言っていただけました。
また、心の引き出しに、宝物が増えました。
写真は、フルートのくみちゃんが作ってくれた、お揃いの手作りイヤリング。
これつけて、演奏しました。(*^_^*)